全日本新聞広告製版会

日本新聞広告製版会

●1965年設立 ●会員22社(2019年1月現在) ●デジタルセンドクリエイティブパートナーズ

日本新聞広告製版会は新聞広告を専門とする製版会社による全国組織の団体です。新聞広告を「より速く、より確実に、より安全に、より美しく」を基本理念とし、デジタル時代に適応する確かな技術と安心、そして安全なワークフローを提供するため、設備や技術の維持・発展と時代に即した設備投資、人材投資を積極的に行い、新時代に万全な体制をもってお役に立ちたいと考えています。

制作環境のデジタル化は、製版工程の各作業内容に大きな転換をもたらし、製版会社の役割を変えつつあります。新聞社の新たな送稿フローにおいても当会は重要な役割を期待され、2003年5月に株式会社デジタルセンドの「デジタルセンドクリエイティブパートナーズ」に認定されました。

日本新聞広告製版会では、こうした劇的な変化に伴い、製版・送稿に関する「費用項目と作業内容」を2012年10月に新たに作成しました。その後改定を加え、ここでは参考資料として2018年4月現在の会員A社の料金表を掲載します。具体的な価格に関しましては加盟各社へお問い合わせください。

■新聞広告製版会社の役割

新聞広告製版のデジタル化は、アナログ時代より合理化・簡便化された工程がある一方で、高度な技術や管理が要求される新たな工程が加わり、全体ではむしろ作業領域と役割が増えているのが実状です。

たとえば、校正作業では平台印刷機による色校正からDDCP(ダイレクトデジタルカラープルーフ/デジタルデータを直接、紙などの媒体に出力し、カラープルーフ<色校正>に利用するための装置で、特にカラーマネジメント技術が重要となる。複数の各種方式があるが、現在はインクジェット方式が主流となっている)での新聞掲載シミュレーションへと進化を遂げています。

このデジタル校正作業では各新聞社それぞれの印刷特性に合わせた高度なカスタマイズ作業が必要となり、今まで以上に時間と労力を要します。送稿に関しても、安全・確実なデジタル送稿を実現するために、各新聞社のガイドラインに沿ったデータ構造のチェック、チューニング、メンテナンスなどの作業が必要となりました。

また、送稿データの納品につきましては、EPSデータ/PDFデータの最終検証を各々、デジタルセンド社の検証ソフトであるDSチェッカー/QP(クイックプリント)で行っています。検証済送稿データはCD/DVDに格納し搬送する方式、または送稿データを直接オンラインで送信する方式で最終納品されます。オンライン送稿では主にデジタルセンド社のPS(ページストア)システムを使用しますが、そのほかにも各種送信システムを利用しての送稿も行っています。これらの送稿フローに関しましても、各社の媒体情報の確認・管理・入力などそれぞれに多くの作業が必要となり製版会社が担う重要な仕事となっています。

近年は業務上、各種素材や原稿データのほか、新製品情報、新サービス情報や媒体情報などお客様の様々な情報を取り扱うことになり、製版会社においてもデジタル時代に対応した情報セキュリティおよびプライバシー保護に積極的な取り組みが必要となりました。このようにデジタル時代における製版会社の業務に、確かなカラーマネジメントのほか送稿データの運用管理と情報管理が不可欠となっています。

■新たなワークフローに対応

2001年に株式会社デジタルセンドの新聞広告電子送稿サービスがスタートして以来、新聞広告専門の製版会社として当会会員各社では、送稿の安全・確実・迅速な運用のために「DSチェッカー(EPS検証ソフト)」をいち早く導入し、新聞広告送稿データのチェック体制を確立しました。その後、2008年には「新型DSチェッカー2008」を新たに導入しEPSデータの検証を行っています。

2012年3月には日本広告業協会により策定された新聞広告制作ガイド「N-PDF」の運用が開始されました。翌、2013年1月から株式会社デジタルセンドによる新しい新聞広告オンライン送稿サービスがスタートしました。新サービスの大きな特徴はPDFファイル形式による電子送稿と、製版会社→広告会社→新聞社へのオンライン送稿にあります。当会の会員社は、「クイックプリント(QP)」、「ページストア(PS)」という二つのソフトで構成される、株式会社デジタルセンドのN-PDF対応新聞広告オンライン送稿システムを新たに導入し、運用しています。

■NSAC2017 Ver.1.0(日本新聞アドカラー2017年版)

新聞印刷は高速輪転印刷機の特性や使用する用紙・インキなど、他の商業印刷とは異なる特性を持っているため、印刷された色の再現性に違いがあります。NSAC(日本新聞アドカラー)はこの特性を反映した新聞カラー広告見本のプロファイルで、「色見本の色を忠実に再現する」新聞カラー広告の品質向上のための色基準です。2018年6月に日本新聞協会からリリースされた「NSAC2017 Ver.1.0」では、その策定からキット製作までを私たち日本新聞広告製版会が協力させて頂きました。もちろん、新聞広告製版の専門会社の団体として積極的にその運用を行っています。

■雑誌広告 製版・送稿システムの運用

日本新聞広告製版会加盟社は広告製版という分野における専門会社として、新聞広告と共に雑誌広告の製版・送稿データの作成と送稿を数多く手掛けております。

2011年12月、雑誌広告デジタル送稿推進協議会による雑誌広告オンライン送稿がスタートしました。「JMPAカラー(雑誌広告色基準)」準拠のPDFデータのみを送稿する「J-PDF」ワークフローに加え、製版会社→広告会社→出版社のオンライン送稿が可能になりました。当会の会員社では現在、「クイックプリント(QP)」、「ページストア(PS)」という二つのソフトで構成される、株式会社デジタルセンドのJ-PDF対応雑誌広告オンライン送稿システムを新たに導入し、運用しています。

また今般、2018年6月に「JMPA2018」が新たにリリースされました。9月より「JMPA Ver.3.01」との併用運用が開始され、2019年1月から完全切り替えとなります。当会会員社は「JMPA2018」ベンダーキットを購入して新しい色基準に対応し、運用を開始します。雑誌広告の制作・製版料金につきましては、加盟各社へお問い合わせください。

日本新聞広告製版会では、常に変化する新聞運用システムに対応することが当会の使命であると考え、これからも新聞広告のさらなる発展に寄与できるよう日々研鑽を重ねて参ります。