全日本新聞広告製版会

ごあいさつ

日本新聞広告製版会は新聞広告を専門とする製版会社による全国組織の団体です。新聞広告を「より速く、より確実に、より安全に、より美しく」を基本理念とし、デジタル時代に適応する確かな技術と安心、そして安全なワークフローを提供するため、アナログ設備や技術の維持・発展とデジタル時代に即した設備投資、人材投資を積極的に行い、新時代に万全な体制をもってお役に立ちたいと考えています。

広告製版業界の現状

デジタル製版、デジタル送稿が急速に一般化しつつある現在、新聞広告専門の製版会社も大きな変革期を迎えています。制作環境のデジタル化は、製版工程の各作業内容に大きな転換をもたらし、製版会社の役割を変えつつあります。新聞社の新たな送稿フローにおいても当会は重要な役割を期待されています。2003年5月には、日本新聞広告製版会が(株)デジタルセンドの「デジタルセンド クリエイティブパートナーズ」に認定されました。

日本新聞広告製版会加盟各社では、こうした劇的な変化に伴い、デジタル製版・送稿に関する「費用項目と作業内容」を2002年10月に体系づけ、この体系を元にデジタル製版工程や送稿データの運用管理に対応できる料金表を作成し、以降必要に応じて改正、運用しております。具体的な価格に関しましては加盟各社へお問い合せください。

■デジタル時代における製版会社の役割

この10年間で新聞広告業界は急速にデジタル化が進みました。製版におきましても、作業工程の部分的なデジタル化に始まり、今では技術的にほとんどの工程がデジタルへと転換しました。しかし一方では、DTPの普及でデジタル技術が身近になり、印刷までのプロセスのすべてがデスクトップで簡単に作成できるかのような誤解も生じています。製版のデジタル化は、アナログ時代より合理的・簡便化された工程がある一方で、高度な技術や管理が要求される新たな工程が加わり、すべての作業が簡素化されたり、作業時間が削減されている訳では決してなく、全体ではむしろ作業量が増えているのが現状です。

たとえば校正作業では、平台印刷機印刷本機による校正からDDCP(ダイレクトデジタルカラープルーフ)やハイエンドインクジェットプルーフでの新聞掲載シミュレーションへと進化を遂げています。このデジタル校正作業では各新聞社それぞれの印刷特性に合わせた高度なカスタマイズ作業が必要となり、今まで以上に時間と労力を要します。送稿に関しても、安全・確実なデジタル送稿を実現するために、各新聞社のガイドラインに沿ったデータ構造のチェック、チューニング、メンテナンスなど新たな作業が必要となりました。

また業務上、各種素材や原稿データのほか、新製品情報、新サービス情報や媒体情報など、お客様の様々な情報を取り扱うことになり、製版会社においてもデジタル時代に対応した情報セキュリティおよびプライバシー保護に積極的な取り組みが必要になっています。このようにデジタル時代における製版会社の重要な業務に、確かなカラーマネジメントや送稿データの運用管理と情報管理という新たな役割が加わりました。